ヨーグルトを作ってみよう
むずかしさ★★
ヨーグルトはスーパーで売っていますが、実はおうちでもかんたんに作ることができます。
おうちで作ると、作る時間や材料によって、味やかたさが変わります。
いろいろな方法でヨーグルトを作って、食べくらべてみましょう。
実験内容
スーパーに売っているヨーグルトを使って、おうちでヨーグルトを作ってみましょう。
時間や温度をかえると、同じ材料でもできあがりがちがってきます。
どんなちがいを見つけられるかな?
用意するもの
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ヨーグルトメーカー
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牛乳 500ml
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ヨーグルト 1カップ
実験のすすめ方
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清けつな内容器に、水を底から1cmくらい入れ、
スプーンを立て内ふたをして、レンジで1分温めます温めることで危険なきんが死んで、安全にヨーグルトを作ることができます。
容器や水があつくなるので、やけどに注意し、おうちの人といっしょに作業してください。 -
水を捨て、牛乳500ml、ヨーグルト1カップを入れ、よくまぜます
内容器はふかないでください。ふきんから危険なきんが付くことがあります。
必ず牛乳から入れてください。あつい容器にヨーグルトを入れると、乳酸菌(にゅうさんきん)が死んでしまい、ヨーグルトができなくなります。 -
温度を40℃、タイマーを7時間にしてスタートします
とちゅうで内容器のふたを開けたり、ふったりしないでください。
観察したいときはそっと持ち上げて、ようすを見てください。 -
できあがったヨーグルトを食べてみましょう
しっかりかたまっていたら、ヨーグルトを食べてみましょう。
まだ液体のようなら、あと1時間発酵させましょう。
実験のポイント
温度や時間をかえると、ヨーグルトの味やかたさ、表面にたまる水(ホエイ)の量がかわります。
見た目や味などがどのようにかわるか、よく観察してくらべてみましょう。
もし作るのに失敗しても、どうして失敗したか考えてみましょう。
ヨーグルトのしくみ
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ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌(にゅうさんきん)が入り、
中でふえることによってできあがります牛乳は水のようにサラサラの液体です。乳酸菌が牛乳の中に入ると、中のえいようを食べながらふえていき、牛乳をかためます。これがヨーグルトです。
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乳酸菌が多いほど、かたくてすっぱいヨーグルトになります
乳酸菌が多ければ多いほど、ヨーグルトはかたく、すっぱくなっていきます。
乳酸菌は39~42℃でふえていき、その温度が長くつづくととても多くなります。
ヨーグルトメーカーの温度と時間によって味がかわるのはこのためです。
注 意
- 電子レンジを使うときは、おうちの人といっしょにやりましょう。
- 牛乳やヨーグルトは、開けていないしんせんなものを使いましょう。
- できあがったヨーグルトは、食べる前におうちの人に見てもらいましょう。
- いやなにおいがしたり、へんな色になったりしたヨーグルトは、ぜったいに食べずに捨ててください。
保護者の方へ
- ヨーグルトはプレーンタイプをご使用ください。
- 牛乳は成分無調整のものをお使いください。低温殺菌牛乳は一度沸騰させてからお使いください。
- 実験の際は火傷やケガに十分ご注意ください。
- ヨーグルトの出来上がり具合は、必ず保護者の方がご確認ください。少しでも異常がある場合は、食べずに廃棄してください。
- 発酵温度や時間の調節は、39~42℃、4時間~8時間の間で行ってください。不適切な設定は腐敗の原因となります。
- 固まりが弱いと感じた場合は、発酵時間を延ばしてください。
- アレルギーをお持ちの方は行わないでください。